
NBKマーケティング(東京都港区、岡本英一郎社長)は、主力のプラント保守点検用機器・システムの販売・レンタル事業で、ハイボット(東京都品川区)の設備点検ロボットの取り扱いを24日から始める。リーチが5メートルあり、高所などの設備点検ができる設置式のヘビ型多関節ロボットアーム「フロートアーム=写真」のレンタル料が、特別に3月末まで最長5日まで1日48万円(消費税抜き)。ハイボット製品で3年後に売上高1億円を目指す。
ハイボットは東京工業大学発のロボットメーカー。配管設備やプラント、橋などの社会インフラのほか、航空機などの点検ロボットの開発に特徴を持つ。福島原子力発電所の調査にも採用された実績がある。
自走タイプのヘビ型ロボットに加えて、点検で収集したデータを蓄積し人工知能(AI)で分析するシステム「ハイボックス」なども提供する。
NBKマーケティングは石油・化学工場向けを得意とする機器商社。プラントのアナログ計器を自動計測・送信するシステムの販売が好調。設備点検保守関連の品ぞろえを拡充することで、同分野でユーザーの業務効率化と安全対策を支援する。