
「世界卓球2019ハンガリー(個人戦)」<4月21~28日/ブダペスト>の日本代表選手団記者会見と壮行会が13日、味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれた。記者会見の前には公開練習が行われ、前回大会(2017ドイツ 個人戦)男子シングルスベスト8の丹羽孝希(スヴェンソン)が練習後に世界卓球について語った。
丹羽孝希 コメント―
カタールオープンとアジアカップがあったので非常に試合感覚もあって今は調子が良いです。アジアカップで(自己最高の)3位になることができて非常に自信になりましたし3位決定戦で勝って大会を終えられたので世界卓球に向けて良い終わり方だったかと思います。
好調の要因は
技術的には去年までと変わらないと思うんですけど、今年の一年はオリンピックに繋がるので気持ちの面で去年よりも気合いの入った試合ができているから良い結果が出せているかと思っています。
アジアカップではバックハンドがすごく良くて。今までは回り込みを多く使っていたんですけど、そうなるとフォア側を狙われてしまうので、今回はバックハンドも多く使ってバランスよく攻めるようにしていました。3位決定戦(張本智和戦)ではサーブを出したときのチキータの処理を今までは回り込んでフォアハンドで打っていたんですけど、今回はバックハンドを多く使いました。それが効いたかなと。
1ゲーム、2ゲーム目はそれで非常に良い攻撃が入ってので。その攻撃が入らないと張本選手には勝てないと思うので。アジアカップでは入ってよかったです。

僕は(東京五輪)でシングルスに出てメダルを獲ることが目標なので、現在が世界ランク8位で日本人で(東京五輪シングルス出場条件は2020年1月発表の世界ランク日本人上位2名)2番目なんですけど、そこを守り抜くこと。できれば(19年4月現在4位の)張本智和選手を抜かして1番になって代表に選ばれたい。世界卓球ももちろんそうですけど、ワールドツアーでも良い成績を残せるようにしていきたいと思っています。
今回はシングルスだけの出場なんですけど。(前回大会の)2年前はベスト8だったので今回はベスト4に入ってメダル獲得を目指して頑張りたいです。
(世界卓球は)五輪代表レースにおいて一番大事だと思っているので、目標のベスト4に入れば大分ポイント的にも大きいので。メダル目指して頑張りたいです。逆に早く負けてしまうと(水谷選手の結果次第でどうなるか)分からなくなるのでその危機感はあります。どんなプレーでもいいので、アジアカップのように気合いの入った試合をして、どんなカタチでもいいので結果に繋げれらるようなプレーをしたいですね。
今までは点数が離れてしまうとあきらめてしまう部分があったんですけど、今年1年の結果で五輪代表の結果が決まるのでどんな試合でも負けられないという気持ちで戦っているので、去年までとは違うと思います。