アボカドのダイエット効果とは?

アボカドのダイエット効果とは? アボカドは栄養豊富な果物ですが、脂質も多く含んでいて、100gで178kcalもあります。同じ重さのご飯(100gで156kcal)よりも高エネルギーになるので、健康にいいからといって食べ過ぎると、カロリーオーバーにつながりやすくなります。ただし、下記のような利点もあるので、上手にとり入れると、健康的なダイエットに役立つでしょう。 アボカドのメリット①糖質が非常に少ない アボカドは、1/2個(可食部 約70g)に、たった1.6gの糖質しか含みません。糖質をとりすぎると、血糖値の急上昇を招き、脂肪蓄積につながることがあります。そのため、糖質のとりすぎを控えたい!という人にとっては、アボカドは活用しやすい食品でしょう。 アボカドのメリット②悪玉コレステロールを減らす働きが期待できる成分を含む アボカドには、不飽和脂肪酸という脂肪酸が多く含まれています。脂肪酸とは、脂肪を構成している要素のひとつで、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されます。 飽和脂肪酸は、乳製品や畜肉などの動物性の脂肪に含まれていて、とりすぎると動脈硬化や心筋梗塞などのリスクを高めるといわれています。 一方アボカドに多く含まれる不飽和脂肪酸には、動脈硬化や血栓ができるのを防止したり血圧を下げたり、LDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)を減らしたりする働きがあるといわれています。 そのため、健康診断でLDLコレステロールが高いといわれた人は、バターや生クリームなどの乳製品や、お肉の脂などは控えめにして、代わりに、アボカドなどの不飽和脂肪酸を含む脂質をとるようにするのが良いでしょう。 アボカドのメリット③美容や健康に良いビタミンやミネラル、食物繊維が豊富 ダイエット中は食事量を減らすことで、栄養不足に陥ってしまう人もいます。その点、アボカドには、以下のような栄養がたっぷり含まれているので、上手にとりいれると、ダイエット中の栄養不足の予防に役立つでしょう。 【アボカドに多く含まれる栄養】 アボカドをダイエットに役立てるための3つのポイント アボカドをダイエットに役立てたい人に向けて、効果的な食べ方のポイントを3つ紹介します。 ①1日1回主食の前に1/2個食べる ひとつめは、主食の前にアボカドを半分食べるというものです。ご飯やパン、麺などの主食は、糖質が多く含まれているため、食べ過ぎると血糖値の急上昇を招きやすくなります。しかし、主食の前にアボカドを食べると、アボカドに含まれている食物繊維や脂質が、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。また、アボカドは脂質が多いので、最初に食べると、しっかりと満腹感を得ることができます。それによって、主食の食べ過ぎも防止することができます。 ただし、だからといってアボカドをたくさん食べると、エネルギーのとり過ぎにつながります。食べる量は、1日あたり1/2個までにしましょう。 残ったアボカドを保存するときは、種のついているほうをレンジで軽く加熱(500W20秒)してから、ぴったりとラップをかけて冷蔵庫で保存すると、切り口の変色を抑えられます。 ②朝やお昼にとり入れる 栄養素の吸収は、朝から昼頃までが良いといわれています。アボカドに含まれる豊富な栄養を効率よく吸収するためには、朝食や昼食でとり入れるのが良いでしょう。脂質が多く腹持ちも良いので、おやつの食べ過ぎも防止できます。 ③他のおかずは低脂質にする アボカドを使ったメニューの他に、揚げ物やクリーム、マヨネーズ、バターなどをたくさん使った料理を合わせると、脂質のとり過ぎにつながる可能性があります。そのため、他のおかずは、蒸し野菜やおひたし、鶏ハム、お刺身、汁物などの、油の使用量が少ないものを選び、脂質の過剰摂取を防ぐようにしましょう。 ダイエット中におすすめ!アボカドのレシピ3選 アボカドを使った、ダイエット中におすすめのレシピを3つ紹介します。 1.超低糖質!焼きアボカドのうずら卵ボート ●栄養成分(1人分) エネルギー:168kcal 糖質:2.0g ●材料(1人分)...

何げない日常に潜む日本文化~お寿司~

2013年12月にユネスコ世界無形文化遺産として和食(日本人の伝統的な食文化)が登録され、世界中で和食がブームとなっています。その和食ブームの代表的な存在ともいえるのが「お寿司」ではないでしょうか。ひと昔前まで「お寿司」は、お祭りや誕生日など人が集まる特別な日、いわゆるハレの日にしか味わえないご馳走だったような気がします。最近ではひと皿100円からと手軽に食べられるものとなり、ハレ晴れの日の特別なものという意識は随分と薄れてきましたが、それでもまだ私たちの意識の中には“お寿司は特別な日に食べるご馳走”という感覚は残っているようにも思います。日本が誇る伝統的な食文化「お寿司」ですが、その起源は日本ではないようなのです。 -お寿司の起源 お寿司の起源は、東南アジアでの魚や肉の保存食に由来するそうです。それが中国に伝わり、稲作文化と共に日本に伝わったのではないかといわれています。日本で最も古い文献に「すし」の文字があるのは、718年に成立した「養老令」で、その中の「賦役令」に【鮑鮓、貽貝鮓、雑魚鮨】という文字が見られます。養老律令は現存せず「令義解(養老律令の解説書)」に大部分が伝えられていますが、701年に成立した大宝令と養老令の内容は大差がないと言われているので、大宝令にも「鮨・鮓」という文字があったと思われます。奈良時代よりももっと前から存在していたということです。当時は、高貴な方の食べ物だったといいますから、文武天皇や藤原不比等、さらには天武天皇や持統天皇も食べていたのかもしれませんね。どのような味だったのでしょうか。想像するだけでワクワクします。 -お寿司の原型 以上のことからもお寿司の歴史はかなり古いことがわかりましたが、当時のお寿司は、私たちがイメージする、シャリにネタがのっているものではなく、魚を塩と米で発酵させた、いわゆる「熟(な)れずし」だったそうです。今でも、その原型を残しているのが滋賀県の名産「鮒ずし」。酢は使わず、ご飯は発酵させるために使い、食べるときにはそのご飯を取り除いていただきます。発酵によって独特な香りが生まれます。また、鮒ずしの歴史も古く、奈良時代の長屋王家荷札にも「鮒鮨」の文字が見られ、また、平安時代の「延喜式」の記載によれば、近江国筑摩厨(滋賀県米原市)から当時の朝廷に貢納されていたといいます。 -握り寿司の誕生は江戸時代後期 「なれずし」の形はかなり長い間続き、ご飯も一緒に食べるようになったのは室町時代だそうです。発酵の時間を短くした「なまなれ」が誕生し、保存食からご飯料理に進化しました。さらに、江戸時代になると「お寿司」は庶民も口にするようになり、江戸や京、大阪にも「すし屋」が登場します。そのころのお寿司は、ご飯に酢を混ぜ、その上に魚介類を乗せて落とし蓋をし、重しを置いて数時間後に食べるという「早ずし」というものです。そして江戸時代後期に「握り寿司」が登場します。当時の握り寿司は、今のようなひと口で食べられるサイズではなく、おにぎりぐらいの大きさだったと言います。握り寿司は「江戸前ずし」と言われるように、江戸で流行ったもので、京や大阪では、押し寿司や棒寿司などが主流でした。江戸前ずしに対し、押し寿司(箱寿司)、棒寿司、バッテラなどを総称して大阪寿司と呼ばれます。 -日本最古の寿司店 さて、日本最古のお寿司屋さんは、どこにあるかご存じでしょうか。奈良県吉野郡下市町にある「つるべすし 弥助」です。創業800余年の歴史を誇り、歌舞伎や人形浄瑠璃の演目「義経千本桜 すし屋の段」にその名が登場します。現在、「なれずし」は出されていないようですが、鮎寿司などを中心とした食事がいただけます。 筆者は、お寿司といえば思い出す出来事があります。筆者が通っていた小学校はなぜかお弁当だったのですが、ある日、母が朝から仕事でバタバタしていたので、お昼にお弁当を持って来ることになっていました。しかし、お昼に教室のドアを開けて入って来たのは、おかもちを持った寿司屋のおじさん。今では笑い話ですが、当時はとても恥ずかしい思いをしました。 お寿司の起源は、日本ではなかったようですが、保存食であった「なれずし」から、熟成期間を短くした「早ずし」、「押し寿司」、そして、新鮮なネタをのせて食べる「握り寿司」と変遷し、日本独自の食べ物として定着しました。「お寿司」というと、握り寿司をイメージする人が多いと思いますが、地方によっては、その土地ならではの郷土色豊かなお寿司があったりしますので、その種類はてとも豊富です。地方寿司を巡る旅をしてみるのも楽しそうです。 あまりにも有名な話なのでご存知だとは思いますが、「回転寿司」が世界で初めて誕生したのは昭和33年。東大阪にある「元禄寿司」です。この画期的とも言える大発明がなければ、今日のようにリーズナブルにお寿司を食べることができなかったかもしれませんね。

東京の人気グルメエリア トップ 10

東京には、美味しいレストランやカフェ、バーなどが集まったエリアがたくさんあります。食べ歩きにおすすめの地区、特別な日に訪れたいお洒落ストリート、ふらっとひとりで立ち寄りたい飲み屋街など、スタイルに合わせて選び放題。下町グルメや、魚、肉、エスニック料理など、食べたい料理で目的地を選択するのもいいですね。歴史風情漂う地区から、話題のグルメスポットまで、間違いなくおいしい食べ物に出会える、東京のグルメエリアをご紹介します。 1 築地場外市場 2018 年に場内が豊洲に移転しましたが、築地場外市場は今も健在。食のプロから観光客までグルメを求める人々で日々賑わっています。エリア内の店舗数は 400 軒以上。生鮮市場「築地魚河岸」の 1 階には小売店が 60 店舗ほど集まっており、鮮魚だけでなく調理器具から肉、野菜、加工品まで食に関するすべてが揃います。午前 9 時からは一般客も入場可能。同建物の 3 階の魚河岸食堂では、定食や海鮮など市場の味が楽しめます。生鮮市場周辺には、海鮮丼や寿司をはじめ、居酒屋やバル、ラーメンや蕎麦などを提供する多彩な店舗が集まってます。串に刺さった玉子焼きや練り物、大福やパンまで、小腹を満たす食べ歩きグルメも好評です。 所在地 : 東京都中央区築地 営業時間 : 店舗ごとに営業時間は異なりますので、ホームページ等で詳細をご確認ください。 2 有楽町ガード下 有楽町駅のガード下は、飲み屋街として有名です。サラリーマン御用達の大衆居酒屋だけでなく、女性も楽しめるオシャレなお店もあります。昭和の雰囲気漂うリーズナブルなお店で、ビールや日本酒片手に刺身や肉豆腐、モツ煮、焼き鳥、ポテトサラダなど定番おつまみを楽しみましょう。ワインやシャンパンを楽しめるバーやスペインバル、フレンチやイタリアンなどのビストロは、女性にも人気です。店内席でゆったりくつろぐのもよし、店外席で賑やかに飲むもよし、お好みのスタイルでガード下を堪能しましょう。 所在地 : 東京都千代田区有楽町 3 新大久保コリアンタウン JR...